2020年8月15日土曜日

№1297 終わりにします。

先日から、ブログの書き込みコピーがうまくできなくなりました。 随分長らく皆様にご愛顧いただきましたが、今回をもちまして、ブログを卒業いたしたいと思います。 心より御礼申し上げます。 皆様のご健康とご多幸をここよりお祈り申し上げます。 これも、うまくあがりますかどうかわかりませんが、ありがとうございました。        E-mail:hisa@post1.netwave.or.jp        

2020年7月29日水曜日

№1296 年寄りの務め

年金も医療も日本に住む以上大丈夫、と思っている私は、トシをとることに不安はない。というより、このような、生死にかかわるような大きな問題について悩むなんて、ストレスが溜まるだけ。そんなことに悩むのはアホらしいと思うから、不安などとは思わない。でも、心配性の方は、超高齢社会になっても?という不安があるらしい。戦争などおっぱじめたら別だが、平和日本である限り、心配はないだろう。ただ、「高齢者は社会のお荷物」と言われるのは、ちょっとシャクに障るねえ。高齢者にだって、務められることはあるはずと思いたい。名前からして「シルバー」といういいお名前を頂いているじゃないですか。

ある方が『トシ取るということは、ええことでよ』ということを見せるのが年寄りの務めです』とか、『成熟した老人文化作ってほしい』などと言っていたのを思い出す。しかし、これはちょっと難しい。トシとるのも悪くはない、と思うことはよくあることだが、他人様に実体として見せることは、なかなか出来そうにない。第一、顔かたちや躰つきといった見た目が衰えて来るのは大問題だ。何しろ皺ひとつ出来ても嘆く女性は多い。人生の生きて来た勲章なんて思うのは自分だけだ。「ええこと」とは自己満足で、他人様はなかなかそうは思ってくれないだろう。

老いてくると、たしかにいらいらしたり、責任云々で苦しむようなことは少なくなってくる。したいことだけしていればいいし、何とか自立出来るようであればいうことはない。政治にハラ立てて、デモに参加するほどの情熱もないし、孫子の世代を心配しても、どうにもならないことは解っている。

こんなことをほざいていると、【それが年寄りの文化ですよ】と言ってくれる人があるかもしれない。

みんなの行く道だ。『トシ取るということは、ええことでよ』と胸を張って言いたいですね。

いずれにしても、年取ることは、しんどいことですよ、なんて若者に見せるような事だけはしないのがよさそうだ。うかうかそんなことみせていたら、そんなら……と殺されてしまいそうな世の中やものなあ。  

2020年7月16日木曜日

№1295 年金生活


 新コロナが今だに猛威を振るっている現状は、お客商売をされている方たちなど、地域によっては大変なことになっておられるようだ。収入減どころじゃなく、ほとんど収入が無くなり、おまけに支出は抑えきれない。たちまち食べていかねばならないし、家賃は、払わなければならないような方たちにとっては、貯えの目減りは大きいだろう。その点、正規の会社員や公務員は、月給もボーナスも頂ける。目減りしたといっても、幸せだ。

年金生活者も有難い。働いていたのだから年金は当然だと、胸を張って言えないが…。私のように働いていた年月より、年金を頂いている年月が長い者は、何となくすまないような気持ちになってしまう。

思い出すのは、はじめて年金を手にしたときのこと。何と有難いことか。これからは、世のため人のために小さなことでもしながら生きていかねばと、殊勝にも思ったものだ。初心を忘れたわけではないのだが、あまり偉そうなことは言えない。反省してみると、お金にはならないことに、忙しくしているのは、人のためというよりは、自分がしたいことをしているだけのことである。この歳になると、イヤなことはしない主義だし、体力的にも無理は出来ない。したい事があるというのは、幸せなことだと思う。だから、年寄りになり、あちこちが思うように動かなくなりつつあるのだが、のろのろと仕事をしながら不幸だと思ったことはない。老いなどは、素直に受け入れるべきと思うので愚痴などは言いたくない。愚痴って顔をしかめるよりは、にこにこしている方が、傷む足のことも忘れられる。

いつかは、寝たきりになるだろう。ピンピンコロリなんて、そんなに上手く死ねる人はめったにいない。寝たきりになっても、年金は入って来るなあとニコニコ顔で寝ていたいものだ。

 

2020年6月27日土曜日

№1294 貯金箱


  ある店で、貯金箱を見て驚いた。有るわ有るわ、昔懐かしい金槌で割ってしまう型もあれば、置物として十分使えそうな高級品まである。我が家には、郵便局からタダで頂いた小さな郵便ポスト型と郵便ポストを擬人化してくねらせたような可愛らしい貯金箱が2個、棚に並んでいる。

 子供の頃からどうも意志が弱くて、貯金箱がいっぱいになるほど貯まったことがない。目的を決めて貯めはじめても、いつも途中で引き抜いて祈願満願の喜びを知らないで大人になった。

 今は、500円玉が財布に入ると、貯金箱にいれている。これは、知人が毎日郵便局まで散歩して、500円貯金をしていると聞いて始めたのだが、それを貯金通帳に入れるということは、していないので、貯蓄目標とはなっていない。元来、家計簿は付けているものの、予算をたてているわけではないし、年金その月暮らしの身なので、使い過ぎたら貯金が減るということだ。

 ただ、最近の若者と違って、貯えが無くなるほどの贅沢はしないし、少ない年金でも、赤字を出さないようにと心がけている。勿論、借金してまで外国旅行をするような真似は出来ない。

 これは、私だけではないだろう。戦前戦後の苦しい時代を生きて来た年代の者は、贅沢は身に付いていない。お金の有難さは身に沁みている。私も困っている人たちを助けたいという気持ちはあっても、大きなことは出来ない。出来る人もおられるが、そんな方は、ホントに尊敬する。

 年金を始めて手にした時は、仕事もしないのに、頂けるのは、有難い制度、これからは、出来る限り、世のため人のために出来ることをしなくては・・・と思ったものだ。初心を忘れたわけではないが、もう今は、人さまに迷惑をかけずに生きて行きたいという思いだけになってしまった。

 

2020年6月18日木曜日

№1293 新コロナウイルス 2


  新コロナウイルスに対する色々な対応を、行き過ぎているということが言われはじめている。私もそう思っているのだが、何となく、症状や死者の数から考えても、一般の流感と、さほど変わらないように思うのだ。(統計も出ている)小学校では、毎年、流感で何人もの子どもが感染し、学級閉鎖などが行われてきたものだ。 最近の死者の中には、以前からの持病のために亡くなった方たちも、コロナで亡くなったと言われている方もおられるようだ。ただ、予防注射もなく、薬もないという不安もあるのだが、それでも死者の数(%)は、そんなに変わらないのではと思う。

日本人の殆どがBCGを注射している関係で、私達の体には、かなりの免疫力があるらしい。このBCG、もうご存じの方が多いと思うが、結核菌のワクチンであるBCGの予防接種をした人は、BCGをしていない人より免疫力が高く、新型コロナウイルスに感染しても重症になりにくいのでないか、という分析が出ている。戦前からBCGの予防接種が広く行われ、結核撲滅のため全国民を対象にBCGが接種されてきた日本では、新型ウイルスの発症者の比率が世界的に見て異様に少ない。対照的に、感染者が急増している国には、これまで全国民を対象にしたBCGの接種が行われたことがないらしい。

またいらぬ事を書くが、もし毎年流行して来た風邪とあまり変わらないコロナであれば、世界的にこんな大袈裟に騒ぎたて(病人以外の人達をも巻き込んで)、影響を受けて苦しんでいる人達を作ってしまったこの現実は、一体だれの責任なんだろうか?

2020年6月9日火曜日

№1292 盲導犬


  TVで盲導犬をみて思い出したことがある。かなり以前のことだが忘れられない。仙台で、盲教育の全国研修大会があった。会の始まりが9時なので、同じホテルに県外からの参加者が10数名程その前日から 泊っていた。お迎えの方がこられ、「歩いても15分ほどですから、歩きましょう」ということで歩いて会場に行った。そのとき、盲導犬を連れている先生がお一人いらっしゃった。「ワンちゃんを連れての旅行は大変だろうなあ」などと思いながら歩いたのを憶えている。
 
 会場では、いくつかの部会に分かれたのだが、私とワンちゃんは、同じ部会でお隣の席だった。感心したのは会議中、机の横に座っているワンちゃんは、クンともスンとも声を出さずに、じっとして動かない。お弁当がくばられて、皆さんが食事をしていても、じっとしている。
 食事がすんで、めいめいが庭に出たりし始めたとき、初めてワンちゃんと先生は、出てこられ、ワンちゃんに食事を与えられていた。「盲導犬って賢いですねぇ驚きました」と申し上げると「もう私はこいつに頼りきりですよ」と笑っておられた。

 更に驚いたのは、帰りである。同じホテルに帰るのだが、だれひとり、道を憶えていなかったが、ワンちゃんを連れた先生が、「大丈夫ですよ、これが連れて帰ってくれますから」と。ワンちゃんを先頭に、ぞろぞろと帰って行く途中、ワンちゃんの足が、ぴたりと止まった。それは、珈琲店の前だった。その先生は、いつも学校の帰りに珈琲店に寄って帰るのだそうだ。ワンちゃんの臭覚も凄いのだろうが、ご主人さまに対する心構えには、【所変われども】なのだ。ほとほと感心させられた二日間だった。

 同じワンちゃんでも、家で可愛がられて抱っこされている犬もいる。そうしたワンちゃんも、それなりに飼い主さんを癒しているのだが、盲導犬は、なんと健気なワンちゃんであろうか。

 

2020年6月4日木曜日

№1291 忙しい!


  お蔭さまで新ウイルスのことでは、あまり神経質にもならずに暮らしているのだが、世の中が、これだけ何もかもがマイナス現象になってしまうと、気分は晴れない。いくら年金はいつも通りに頂けても10万円頂けても、多くの方たちが喘いでいらっしゃる姿が、これでもかとばかりにTVで報道されていると、心が痛む。

外出も控えてしまうと、(まだ治りきっていない股関節のこともあるし)運動不足が気にかかっている。(ご心配頂いている皆様に、申し上げます。もう、杖をついての歩行は卒業いたしました。ゆっくりですが、杖なしで歩いております)

 別に仕事を増やしたわけではないのだが、何をしても、時間がかかるようになってきたので、ゆっくりとのんびり過ごす時間が少なくなってきたようだ。さっと出来ていたことが、一息つきながら(休みながらと言うべきかなぁ)するものだから、何をしても時間がかかる。躰自体が重たく動きが鈍くなっているから仕方がないのだが……。でも、家事一般にしても手を抜きたいとは思わない。思わないが、以前のように、きちんと出来ているかどうかは解らない。モノ探しの時間も増えている。これだけは、舌打ちしたくなる。
 ま、したくないことはしない主義なので、いやいややっていることは少ないのだが、何となく、だんだん忙しくなってきたような感じがする。
 出来ることは頑張っていこう、というのが、前向きに生きている、というのなら、前向きかもしれないが、トシをとるということは、こういうことかと、しみじみと実感している昨今だ。……とはいうものの、けっこう一服しているじゃないの、忙しいなんて、言うなよ! という声がどこからか聞こえてくる。